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月: 2003年11月

諦めない。

しばらくiPodを修理に出していたので、本を買うことが多かった。雨宮塔子さんの「金曜日のパリ」は、いろんなことを思い出させてくれた。まだまだあきらめません。いつの日か、必ず。

キャパシティ。

私はいつも最初から自分を見せすぎると言われたことがあった。簡単に近づきすぎるから、手痛いしっぺ返しを食らうんだって。

外国にいて、ひどく淋しかったとき。自分が大学時代にあまり人との交流を望まなかったことを後悔した。一人じゃないから、一人でいられたんだって思った。本当に一人ではないから、私には淋しいという感情があるんだと思った。届くまでちゃんと着くのかどうかも分からない手紙を送ってくれた友達に感謝した。それでも、当時は交流を求めてる時間なんてなくて。

その後、外国人の友達や前の会社の人たちと仲良くなり。当たり前のように自分の周りに人がいることがなんだか不思議で。一度、ぜんぜん人との距離感がつかめなくなったことがあった。友達にしても上司にしても自分を好きだと思ってくれる人がいることすらなんだか不思議で。たぶんどうしていいのか分からなかったんだと思う。ある日突然心を開けなくなった。どうしよう、どうしようって焦って。周りにも、どうしよう、どうしようって騒いで。私はなんだかんだ言っても心は閉じてないんだと思うと言われたことがある。そうやって、どうしようって相手に訴えられるんだから大丈夫って。

あれから2年近く経って。いろんな人に助けられて、いろんな気持ちを経て。こうやって書くことで吐き出しているからなのか。それとも少しは心が強くなったのか。今度は、どうしようとか、助けてとか、言わずにいる。もう心配かけたくないのもある。自分で乗り越えたいと思っているのも事実。

だけど。ホントは、どうしようとか、助けてとか、言わないんじゃなくて言えないんだ。でも。まだ大丈夫。ものすごく前向きに頑張っているように見えてるはず。学校の人たちも自信たっぷりだと思ってるはず。自分のキャパは自分で決めよう。