もう6年も前になるけど当時の同僚に言われたこと。私が何の知識もないままここに居続けることは自分にとっても効率的じゃないし周りにいるみんなの時間も無駄にしているって話をしている時に、その人が自分は仕事に行き詰まって辞めようかなと思う時にはいつも「ここで辞めてしまったらこれまで自分がやってきたことが無駄になってしまう」と思ってもうちょっと頑張ろうと思い直してるって。今はちょっとタイミングが悪くて周りがみんな忙しいけれど教える時間を割く必要があることを承知の上で私を引き受けたわけだから、そんなことは気にしなくていいとも言われたんだけど。その話を聞いた時は私にはない考え方だし、だから私はダメなんだろうなぁって思ったけど、最近よく耳にするサンクコストという言葉はまさにこういうことなんだろうなぁって思った。彼の場合は決して間違っていない思い直し方だったと思うけれど。
『これまでやってきたこと』がそもそも無駄だった場合、このまま続けたところで進展しないと気が付いた場合は見切るのは早い方がいいと思うのが私の考え方で今の生き方なのです。言い方を変えれば諦めが早いということで必ずしもbetterな決断ではないのかもしれないけど。
なーんてことを、人待ちスタバで読みたかった「サンクコスト時間術」が隣りの本屋さんになかったので、つらつらと考えてみたりして。
サンクコスト時間術 (PHPビジネス新書 66) 斎藤 広達PHP研究所 2008-08-19by G-Tools |