先日、前に働いていた会社つながりで仲良くなった人の送別会に参加してきました。出張先で一緒に飲んだことからその会社の人たちと仲良くなり、さらに東京での飲み会でもたびたび顔を合わせ、そのうちにはその会社の飲み会やBBQにも参加できるようになり・・・しょっちゅう飲んでる人たちだったので金曜の夜に飲みたくなったら誰かに連絡すればいいや的な存在の会社でした(笑。一度はその勢いで水戸でのキャンプに押し掛けたこともあります。そんな楽しくて人懐っこい人たちの中でも、より仲良しな人が異動になるということもあり迷わず参加を決め、その前の週には「来週は朝までだから」との言葉にもひるむことなく「望むところです」と答えた・・・んですが。
いやー、なんかねぇ・・・3次会に行く前、もう終電も過ぎた時間だったけど帰りたくなっちゃったんですよ。とりあえず幹事の人に言ってみたんだけど、私が途中で帰るなんて前代未聞のことだし。しかも主役この人なのに帰るわけ?みたいなノリであしらわれ・・・それでも、いやマジで帰りますよってごり押ししたんだけど、主役がもう次の店探しに行っちゃってて普通挨拶してから帰るだろってなわけで、とりあえずお店には行ったんです。で、幹事は酔っ払ってて埒が明かなかったので、主役に直接言って他の子と一緒に帰ろうと思ったら、また幹事にからまれまして。結局他の子たちは残ることに。その後も幹事にいろいろ言われた中で、ちょっとばかり後に残ってしまったことがあったんです。
部署は変わらないまま事業所の異動なので、彼らは今後も仕事で関わっていくし、またすぐに会えるわけなんだけど、他社の私はたぶんもう会うことないんだよね。
「オマエ、○○と二度と会えなくなるんやで?淋しくないわけ?」
「うーーーん、別に・・・」
この会話がいけなかった。オマエは冷たいだの冷めてるだの・・途中で帰るなんてあり得なかったのにオマエも年喰ったなだの・・・言いたい放題ですよ。もちろん相手になんてせず、ひたすら帰る帰る言い続けてたんだけど。でも、ちゃんと納得してもらって帰りたかったんです。で、あーでもないこーでもないとやっていたら、酔っ払いが最終手段に出ましたよ。「俺がこんなにオマエのこと好きやのに、こんなに愛してるのにオマエは帰るわけか。」
・・・ウザ。
結局、もう諦めた方がいいですよと周りにも言われ、私もめんどくさくなったので残ることに。でも、若干不機嫌でノリ切れずにいたら、お前は社会不適合者か!とまで言われました。ホント、ウザいわ、この男。
そんなこんなのやり取りの中で。あとに残った言葉って。二度と会えなくなるのに淋しくないのかってやつなんですよ。そこにとどめを刺したのが冷たいってやつで。いや、そんなこと言われたってさ、その異動する人とは仲が良かったって言っても、今までだってせいぜい2、3か月に一度しか会ってなかったし、顔合わせるのは一昨年の夏以来で、送別会がなかったらなかったで、ずっと会わなかったと思うんだよね。最近は私も飲み会に押し掛けるようなこともなくなってたし。今後もたぶんないと思うし。それを今さら「もう会えない」とか言われても、もともと会ってなかったんだし!ってなわけですよ。
そうは言っても、昔の自分だったらたぶん淋しく感じてたんだろうなぁ、と思わなくもない。何しろ自分の上司が30分ぐらい離れた事業所にある親会社に移るというメールをもらっただけでトイレに駆け込んで泣いちゃうようなヤツだったしさ(^^;当時付き合っていた人が隣りの事業所に移るかもって言われただけでもう一生会えないかのように泣きたい気分になったし。仲の良い先輩が大阪に転勤になるかもって聞いた時もだいぶ悲しかった。
基本的には、頻繁に会うことと友情の深さに比例関係はないと思ってるので、物理的に離れるよりも気持ちが通じ合わなくなる方がよっぽど辛いんだけど、それでも仲良かった人と離れ離れになるのは辛くないわけはないよね。
でも、最近は誰かが転職するときも、自分が転職するときも、一定期間しょっちゅう顔を合せていた人たちと、もう今後はたまに会うぐらいか会うことがなくなる・・・というシチュエーションでもまったく淋しくないんです。大人になったというよりは、たぶん別れに慣れすぎてるんだろうなと思う。
もともと派遣だったので、期間限定の場所に身を置くという状況には慣れているし、正社員になってからもけっこう仕事を変わっているので、その都度、その職場の人たちとはどっぷり仲良くなるんだけど(今を除く)自分でも他人でも「去る」ということに対してはだいぶドライになった気がします。そして、遠距離恋愛ばかりしているということも大きいんだろうなぁ、とは思います。離れることに対して、敢えて気持ちが動かないようにしていることが多いので、滅多なことでは悲しまない、淋しがらない、のかもしれません。だけど、たいていはそういう感情は時間差でやってくるんだけどね。それも一人の時に。
結局、ちゃんと最後までいたし、主役とも挨拶できたし、残って良かったんだけどさ。
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