最近、週1で山王指圧センターというところに通っています。(ついでに週1で推拿にも通っているので、週2でメンテしてもらってようやく人並みの生活w)山王指圧は整体師が(たぶん)4人いるのですが、そのうちの1人がよく「自分を51%に保つ」と言っているのを耳にしてずっと気になっていました。
たとえば、東京に出てくると人ごみとそのスピードの速さに疲れてしまうという話をしていると、他人がそこにいることを気にしたり他人にペースを崩されることで、自分の中に他人が入り込んでしまい、その「他人」が自分の中で占める割合が51%以上になってしまうと、自分がヘトヘトになってしまい回復も遅くなってしまうというのです。
そして、それは人付き合いにも同じことが言えるし、生きている間に起こるすべてのことに通じるのではないかというわけです。逆に自分が51%を占めていれば、惑わされることも少なく、平静を保てるのではないかということを説いてました。
他にもたとえば、自分の身内ではない人が亡くなった時。お葬式に参列する時も、後からお悔やみに伺う時も、もちろん哀悼の意を表するのは当然だし、相手に同調することも時には必要だけれども、自分の内側に入れる割合が半分を超えなければ、自分が必要以上に悲しみ、それを引きずり続けることもなくなる。そうすれば、自分の心の安定を保つことが、少しは容易になるはずで、その分身体の調子もコントロールしやすくなるというのです。
私はよく相手の話を自分に置き換えて考えてしまうし、相手の悪意に当たってしまうとしばらく立ち直ることが出来ないことも多々。最近はさすがに鈍感になってきたけれど、いろんな感情がうごめくところを素通りするだけでもグッタリしてしまう体質だったので、この考え方を身に付ければ、ものすごく楽になれるんじゃないかと思ったのです。
そうは言っても、先日は母の姉のお姑さんが亡くなったということでお通夜と告別式に参列してきた時に、お通夜、告別式の間はずっと、「51%、51%・・・」と思って凌げたのですが、告別式の後、火葬場・お墓にも一緒に行かないかと伯母に言われ、母が同意した途端に激しく動揺してしまい、最後のお別れは当然遠慮したし、ロビーで待っている間にどうにもこうにも落ち着かなくなって完全にアウトオブコントロールに陥ってしまいましたが・・・
94歳の大往生、お彼岸だったので隣りの部屋でお経をあげているのを聞きながら旅立ったのではないかと思われるので、ご家族もみんな晴れやかに見送っていたにも関わらず、しかも私はそのおばあちゃんには3回お会いしたかどうか・・とにかく親しい間柄ではなかったわけで、子供も孫も泣いてないのに、他人の私が泣くっておかしいだろ・・・と必死に冷静になろうと試みたり、これは私には直接関係のあることじゃない、他人の悲しみを自分に置き換えてしまうのは、他人が51%になってることと同じ!と理論的に考えようともしたのですが、正直自分でもお手上げでした。仕方なく母に「やっぱり火葬場に行くのは無理」と伝えた後、ダッシュでトイレに逃げ込み号泣・・・。
1年前に父方の祖父を事故で亡くし、日常生活ではどうにか涙をこらえることが出来る程度には落ち着いてきましたが、あまりに自分の「悲しみ」と向き合わざるを得ない状況に追い込まれると、理性なんて簡単に吹っ飛んでしまうようです。
と、まぁ、まだまだ青いわけなんですが・・・だったらむしろ、これをまだ決まっていない今年の目標にしてみようかなということで。
その整体師の方は、写経をしたり山伏修行をしたりしているそうで。さすがに私はそこまで出来ないし、今年中に達成できるとはちっとも思えませんがw
とりあえず、「51%」を常に念頭に置いて、頑張ってみます。
Be First to Comment