10月半ば頃だったか、某機関との打合せ中に判明した「大問題」について、それを解決するにはクライアントの許可が必要だということになり、某社の担当者がクライアントに許可を取りに行くことになりました。某社はもともとクライアントとの関わりが深く、これまでも何度となく仕事をしてきているし、担当者自身も「私は先方に気に入られてるみたいなんですよ」と吹聴していたので安心していました。
ようやく机上での議論が終わり実際の仕事が始まることとなり、一度、関係者全員で疑問点の洗い出しをしようということになりました。昨年末に会議の場を設け、みんなで話をしていたところ、その「大問題」の箇所の話になり、そもそも実現可能なのかということで議論になったのですが、その議論の中で、担当者が、それについてはまずクライアントに確認してからじゃないとここから先何を話し合っても無駄になると言い出しました。10月半ばに自分が許可を取ると宣言した事柄だったはずですが・・・しれっとした顔で、今初めて問題になったかのように言ったのです。
実はそれ以前にも、その担当者がこちらが指示をしたある事柄について完全に忘れていた上に、そのことを私が指摘した時に、そんな話は聞いてないと言い張ったということがあったし、他にもいろいろと理解できない言動が重なっていたので「この人は他人にばかり仕事を押し付けて人を急かすけれど、自身は言われたことを人に伝えることすら出来ない人なんだ」と認識したものの、それでも(下っ端の)私がこの場で指摘すると、その人に恥をかかせることになると思って何も言いませんでした。会議の後で、「話が違う」ということを社長だけには伝えたものの、それでも、その時の私は「仕事が出来ない人」が、自分がすべきはずのことを「失念している」だけだと思っていました。
ところが、一昨夜のこと。電話で打ち合わせをしていた際、あれから1ヶ月弱が経ったにも関わらず、担当者がまだ「大問題」についてクライアントに問題が発生していることすら言っていないこと、そしてこれからも言うつもりのないことが判明。さらに「大問題」を解決しないまま今後の全ての作業を終えるつもりであること。もし、全てが終わった後ににその「大問題」を解決していないことを誰かが気付いたなら、その時点で初めてクライアントに話し、対応しますと言い出しました。
・・・確信犯だったってこと?
私、けっこう適当な人間です。上司に「自分ルールが多い」と言われてしまうぐらい仕事上でも意味のないルールを曲げることは厭わないタイプです。だけど、今回のはそういうちっぽけな話じゃないんですよ。そりゃ確かに時代に合わないルールもたくさんあるし、現実的じゃないこともたくさんあります。今回の話も、適用させる必要なんてないんじゃないかと心の隅っこで誰もが思ってる話です。だけど、そ知らぬ顔して押し通して、気づかれたら笑ってごまかすみたいな、そんないい加減な対応がまかり通るほど甘くないと思う。これまでも何度も(別の)ルールを曲げさせて欲しいと頼み込んできたものをすべて突っぱねてきましたが、今回のは酷すぎる。
結局、弊社から直接クライアントに今回の件を伝えることにしました。そもそも法的には弊社から言うのが筋だと思うし、そんな考えの人に主観を交えて伝えられたらさらに問題が大きくなりそうなので、いいタイミングだとは思いますが。担当者はそれでもまだ、「ホントに言っちゃうんですか・・・」と粘っていたらしいですが。
これまで、この担当者に対する私の(負の)感情は正当だと思いつつも、近しい関係でもないので私が指摘することじゃないんだろうなと黙っていましたが、そろそろ限界です。そもそも、その人の職種って私の個人的な意見では存在意義がないと思っていて、そんな職種があるから伝言ゲームになってしまい、話が食い違っていくんだよ!と常々思っているから余計に・・・イライラどころじゃありません。だけど、自分の立場上、他人にとやかく言えるわけもなく・・・歯がゆいったらありゃしない!ちょうど顔を合わせる機会が増え始めるタイミングで担当者が変わると思ってホッとしていたのに実は担当者が増えただけで実質は何も変わらないみたいだし・・・あーあ、これから1年間本当に憂鬱です。