夢の中でだけど。
大学の恩師に対しては色々と思うところがあり。私がその道から外れたきっかけは次々と事件が重なったからだけど、もしもあの時、恩師が直弟子である私の言うことを信じてくれていたら、きっと違う結果になっていただろうなと思っているので。やめたこと以上にきっとそこがずっと引っかかっていたんだろうと思う。それが今さら夢になって出てくるとか、どんだけ根に持ってるんだって話だよね(笑。
レッスンをボイコットして、卒業試験もボイコットして、卒業できないことになったけど退学してやる!二度と学校になんて来るもんか!と恩師に喰ってかかってました。夢の中で。4年間通った挙げ句に卒業できなかったことに対して、両親ともに何も言わずに納得してくれてました。夢の中で。現実にはちゃんと卒業した2年も後の出来事だったんだけど、まぁそこは夢ですから。
どちらかと言うと、誰に対しても言いたいことをハッキリ言う方・・・だと思うんだけど、その私が唯一思ってることの1/10も言えない相手がその恩師で、ひたすら「はい、はい。」しか言えなくて。どうにか改善したいとか、心の持ちようだけでも変えてみようとか、そんなことすら考えられないほどに絶対的な主従関係だったわけで。もちろん専門的なことから外れれば納得できないことは山ほどあったけれど、それもすべて飲み込むしか選択肢がなかったのよね。もちろん16歳~22歳(最終的には24歳)という多感なお年頃だったので、「ま~るく納める」なんてことは出来なかったし、電話をかけようと思うだけで胃が痛くなるような条件反射的なものもあり。
今でも時々は意図的にだったり億劫がったりして不戦敗をすることがあるけど、それでも今の私の経験値と(あの頃と比較しての)図太さを持って恩師と向かい合えてたら、もっといい関係が築けてたんだろうな。たぶんそうだとしても今ここにいて違う仕事をしていることに変わりはないと思うけど、一度でいいから夢の中のように恩師とぶつかっていたら、心残りとか後悔とかをいつまでも引きずっていることはなかったような気がするんだよね。22年間向き合ってきたことが全て無駄になってしまった、無駄にせざるを得なかった時のあの気分は今思い返しても胸が痛くなります。
きっと、あの頃の自分が恩師に言いたかったことなんだろうなぁ、夢の中のあのセリフ。
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