とあるブログを読んで、本題とは逸れるところで妙に心に残ったこと。ある社会問題に関して論じていたのですが、そのブログを書いている人(女性)にはお兄さんがいて、小さい頃にお母さんが買ってきてくれた赤と緑など色違いのお菓子の取り合いのエピソードが書かれていました。どちらも緑を欲しがったらお兄さんがお前は女だから赤に決まっていると言ったこと、譲らないと武力行使になったこと。どちらも私にとっては衝撃的な話です。
私には二歳上の兄がいます。そして私は小さな頃、赤より青が好きでした。兄と色違いのものを買ってもらったことは多々あったと思うのですが兄と奪い合いのケンカをしたことなどなかったような気がします。いつも兄がガマンしていたんだと思うけれど、稀に兄としても譲れないような時でも殴られたことなど皆無だったので、「兄が妹を殴るってナニ!?しかもお菓子ごときで!」と思ってしまいました。
まぁ、そもそも私には兄とケンカをした記憶がないのです。今の兄妹仲からは考えられないけれど、兄がどう思っていたかは知りませんが私は兄が大好きだったし、いつもくっついて歩いていました。小・中と同じ学校だったけれど学校ですれ違うと満面の笑みで手を振ってしまうような妹でした。それでも小さな言い合いぐらいはあったのかもしれないけど、たぶん兄が大幅に折れてくれていたから私の記憶にはケンカとして残っていないんだろうなぁ。大人になってからは兄の言っていることがまったく分からなくなったし、理想論ばっかり言いやがって!と腹を立てることも多くなりましたが。
何が言いたいかと言うと、兄が妹に優しいのは世間的にはデフォルトではないのですね、ということです。
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