午後からピアノのコンサートを聴きに行ってきました。今まで名前すら聞いたことのないピアニストでしたが、知る人ぞ知る・・・なのでしょう。
前半は大好きな曲なのに退屈すぎてビックリ。やる気がないのか年齢的なものなのか、気持ちが入っていないというか手を抜いているというか。演奏が間延びしてるというのがピッタリくるかな。つまらなくてつまらなくて、もうその場で立ち去りたいぐらいでした。休憩で帰ろうかなと思ったりもしましたが、とりあえずガマン。いつもは休憩時間になると、それまで息を詰めていた分、観客たちのため息で空気が緩むし、連れ立って来ている人たちが「すごかったねぇ」と言い合う浮き足立った雰囲気が蔓延するものなんだけど、今回はみんな腑に落ちない顔をして特に感想を述べ合う様子もなく。チラシの謳い文句に疑問を抱いているのが手に取るように分かりました。(演奏中もあまりに退屈で周りを見回してたんだけど白けた空気が漂っていたし居眠りしている人多数)
そして後半。まぁなんとなく予想はしていましたけども。だから帰らなかったんだけども。ガラリと演奏が変わりました。ドラマティックな弾き方をする人だなぁ。前半はまったくピアノが鳴っていない気がして、ピアノのせいか(Steinway&Sons D-274だそうで)ホールのせいかと思っていましたが、後半はしっかり鳴り響いてました。本当にいい気分でラストまで聴かせてもらえて、アンコールも好きな曲で生演奏は今まで一度も聞いたことがなかったので良かったです。
ホールから出たら風は強いけれど爽やかないいお天気で、この優雅な気分を続かせたくてアフタヌーンティーでお茶をしてから帰宅しました。
Be First to Comment