今日は8月10日です。もう何年も思い出すことすらしていなかったけど、さっき車に乗ってストラーダ君が「今日は8月10日」って言うのを聞いて、あぁブルガリアに出発した日か・・・と思い出しました。昔はあれから何年経ったとか毎年のように思い出してたけど、もう遠い過去のことになったんだなぁ。今じゃ「あの時の辛さに比べればどうってことない」と引き合いに出すことすらなくなったし。
考えてみたら、恩師との関わりを絶ってからというもの、理解に苦しむ相手に出会っても「あの先生に比べればまだマシ」だといつも思っていたはずなのに、いつの間にか恩師のことを思い出すことも少なくなって、今じゃ「この人に比べれば先生も可愛いもんだったよな」と思うほどに記憶が改ざんされています。もちろん経験を積み重ねて自分が大人になったりキャパが拡がったりした結果なんだろうけど、それと同時にやっぱり時間が経って記憶は美化されたんだろうなとも思います。
それより何より、あんなに日本から出たがっていた私が、外国で暮らすことに対してすっかり興味を失っているのがすごい。人って変わるのねとつくづく思います。
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