今朝7時前に、火災報知器が鳴り響く音で目が覚めました。一瞬我が家かと思って覚醒しながらクンクンしてみたけど特に何の匂いもしない。音もちょっと何かの向こう側のような気がする。ダーリンを起こしてベッドから出て、音の方向を確認すると外から鳴っているようだけど、だいぶ近い。とりあえず外に出てみると、隣家のドアホンが赤く点滅しながら大音量を出していることが分かりました。特に煙かったり匂ったりもしないので何か非常事態かと思い(インターホンに非常ボタンがあるので)ドアを叩いて「大丈夫ですか~?」と大声で呼びかけてみたところ奥さんの方が出てきて「すみません、いきなり落ちちゃって・・・大丈夫です」と恐縮していたのでそのまま退散しました。
我が家も大晦日に帰省をする時にブレーカーを落とそうと思ったら、今までは台所の冷蔵庫とワインセラーだけ残して全部落としても大丈夫だったのに、先日インターホンを入れ替えた時に仕様が変わったようで、インターホンの電源を落とすとサイレンが鳴り響いて、慌てて戻したことがあり、管理人室から「ガス警報器が鳴りましたけど大丈夫ですか?」と問い合わせがきたのでそういうことかなと納得したのですが、あれだけの大音量が響いているのに誰一人様子を見に出てこないことが気になってしまいました。
先日も、別のマンションと思われる方向から今時の電子音ではないジリリリリと鳴り響く警報音がかなり長いこと鳴っていたので火事ではないかとベランダから確認したのだけど、夜中とは言え、誰一人として人影が出てくることはなく、名古屋の人は何かあっても我関せずなのかしらと思ってしまうほど静まり返っていました。救急車が来たのであれば、野次馬根性を見せるのはあまり好ましくないと私は思うので特に外を窺ったりすることはしないし、パトカーであれば家の中にいた方が安全かもしれないと思うけれど、火災報知器が鳴ったり消防車が来たのであれば、自分が逃げることも考えて現状を把握しようと思うのが本能だと思っていたので、この何事もないかのような静けさは不思議で仕方がありません。
しかも、その時の警報音(私にとってジリリリという音は学校の訓練で聞いた火災報知器の音なのですが実際には何の音だったのかは不明です)は、だいぶ長いこと鳴り続けていたのが一度鳴りやんでからは断続的に長い音だったり細切れな音だったりで、おそらく1時間ぐらいは続いていたし、ベランダに出て気が付いたのですが、その音の発生方向がどうも動いているように感じて、火災報知器ではなく防犯装置だったのかもしれず、とにかく不自然な鳴り方だったので遠くでも気になるものだと思うのです。
鳴り止む気配もなく、誰も何もしていないようなので、30分ぐらいは耐えたのですがどうにも気になって、警察に通報することにしました。
110番にかけて、火災報知器らしき音がジリリリと鳴り続けていることとおおよその場所を伝え、電話を切ると同時にパトカーのサイレンが聞こえてきました。大体のエリアに到着した頃にはだいぶ短い音が長い間隔で鳴るようになっていたので、パトカーが来る前に鳴り止んじゃうかなとドキドキしていましたが、その後も何度か鳴り響き、しかも移動しているので、パトカーの台数も時間差で増えていきました。しばらく経って、ようやく何の音もしなくなったので、たぶん解決したのだろうと思うことにして寝ましたが、結局あれは何だったのかな。
それにしても、この辺りでは犯罪に巻き込まれても誰も気にかけてくれないのかもしれないと少し気を引き締めておくことにしました。ちなみに、お隣りさんはやはりブレーカーを落としてしまい、あまりの大音量にパニックになってしまったと謝りにきてくれました。お菓子ももらっちゃってなんだかかえって申し訳ない感じ。あんまり顔を合わせることもないんだけど、とても感じの良い人なのです。