ヤマハホールでのコンサートに出掛けるついでに銀座デート。指輪のクリーニングをお願いした後、(名古屋に行っている間に)知らないうちに建ってた東急プラザに入っているイマカツでランチ。初めて聞いたけど六本木のお店はいつも行列だそうで、どうやら人気のお店のようです。確かに美味しかった。今度は夜も行ってみたいな。
指輪を受け取りに行く途中、裏道で何やら気になるお店を発見。ドアの取っ手がドーナツのような、アップルリングのような大きなリング状のパン?になっており、なんだろう?と思ってよく見ると店名に見覚えが・・・もしや?と思って入ってみると、やっぱり初めて美味しいと思ったラスクのお店じゃないか!
当然のことながら、テンション高めで買ってしまいました。何やら美味しそうなチョコリングラスクも一緒に。
その後、ダーリンと知り合ったお店の前を通ってみました。改装どころかビルごと建て直したようで、同じお店だけど面影はなく。
ティラミスが気になったので買って食べてみました。豆乳とユズの味がして不思議な感じだったけど美味しかった!
そして本来の目的であるコンサートへ。ピアニストはまさかのフジ子・ヘミングです。大学を卒業した頃にテレビやラジオで聞いた程度で、まったく好きではないと思ったのでそれ以来興味をもたずにいましたが、きっかけは忘れたけれどリストの「愛の夢」をYouTubeで聞き比べていた時に、流れるようなメロディーがフジ子さんだけ妙に抜きんでていたのですよね。もしかして、彼女を有名にした「ラ・カンパネラ」だけが規格外なだけだったりするのかしらと思い、ちょっと聞きに行ってみようかなと思ったのでした。
まぁ、よく言われているミスが多いだの、テンポがゆっくりだの、というのは“そういうもの”として受け入れてしまえば良いのだけど、なんというか・・・多くは語るまい。「引き際の美学」という言葉がひたすら頭に残ったコンサートでした。唯一、革命のエチュードだけが、ペダルべた踏みという批判されそうな演奏が、確かに「革命」が起こった時代の不安、混沌、怒り、哀しみが強く表現できているように感じて、これは「あり」だなと思えたことが収穫でした。まぁ、真似したくはないけどね。