以前、銀座NAGANOに行った時に長野の酒メッセのフライヤーをもらって、その場で一緒に盛り上がって話をした女性たちと、次回はその時に、と約束をしていたので、高輪プリンスへやって来ました。
開宴時間(16時半)直後でこの人混み。これは会える気がしない・・・
まぁ、縁があれば会えるでしょう、ということで何はともあれ木曽のお酒コーナーへ。
中乗さん
美味しいよぅ。蔵の方が注いでくれる時にお酒の説明をしてくれるので(結局この日まわった酒蔵の中でスペックを説明してくれたのは中乗さんだけだったなぁ)、話のきっかけにもなるし、質問に対する答えもとても分かりやすくて良かったです。低精白の方が発酵が進みやすく温度が上がりやすいので、実は手間がかかるというのは、聞いてみれば当然のことなんだけど気がついていなかったので目からうろこでした。
七笑
せっかくなので飲んだことのないお酒を、と思ったのだけど、家にある七笑を超えることはなかったかな。他のお客さんが本醸造が一番美味しいと言っていたのだけど、蔵の人も「男性にアンケートを取ったら本醸造が一番人気だった」と盛り上がっており、味覚というのは本当に人それぞれだなと思いました。それにしてもそれは蔵として嬉しいことなのだろうかと疑問に思うのだけど、実際のところどう思ってるんだろうなぁ。
十六代九郎右衛門
なぜ木曽路を持ってこない・・・(と思ったら別室にあったのだけど)。これまた飲んだことのないのを試してみたけれど、いけてないなぁ。
黒澤
味を覚えていません。
大雪渓
うーーーん。
西之門
フォントって大事だよね。名は体を表す、的な。
豊賀・米川
見たことも聞いたこともなかったけれど、この蔵に出会えただけで今回ここに来た甲斐がありました。特に「米川」。優しい、柔らかい、旨みたっぷりの良いお酒でした。蔵でも小売りしているとのこと。小布施のモンブランも食べに行きたいことだし、今年の夏休みは小布施に行こう!
風神雷神
うーん、蔵の人がヤニくさかったことしか覚えてない。あとは「お酒に個性を持たせてしまうと料理の邪魔をしてしまうんです」という他の人に言っていたのがチラリと耳に入ってきたことだけ。
柳水
どこだかとのコラボだと言っていましたが。なんでこういう方向に行っちゃうのかなぁと残念な気分になりました。瀧澤は美味しいのになぁ。これ以外に純米がなかったので飲み比べはせず。
この辺りでお酒の味がだんだん分からなくなってきた上に、飲み疲れ歩き疲れたので、別室の「原産地お披露目会」へ、何か食べ物でもあるのかな?と思って入ってみると、またまたお酒だったけど、木曽路は置いてあるし、何より人が少ないのが嬉しくてもう少し飲んでみることに。
美山錦・山恵錦
新しく開発したお米「山恵錦」と以前からある美山錦を、まったく同じ造りで試験醸造したのを飲み比べ。美山錦の方が綺麗な味で、山恵錦は荒々しい味がしました。美山錦の方が落ち着いて飲めるかな。でも燗にしたら山恵錦も化ける気がしました。
木曽路
首都圏では手に入らない銘柄だからこそ、このメッセのようなイベントに出して飲んでもらって、人を呼び寄せるきっかけにしたら良かったのになぁ。この別室に来るのはメッセに来た人の一体何割に過ぎないのか。まぁ私は大寒仕込みのひやおろしが飲めたので大満足ですが。
七笑
純米酒、こんな味だったっけ。もう飲み疲れて味が判別できなくなってるのかな。
そろそろ帰ろうと思ったけど、酒器グッズ販売コーナーでかんすけの実演もしていたので、試飲用の川中島も少しいただきました。やっぱり燗が落ち着くなぁ、と思っていたら、どこからか現れたおじさんが「これ温めて!」と紙コップを差し出したのを見て「そんなことも出来るんですか!?」と思わず訊いてしまいました。かんすけのスタッフの方が紙コップをくれて、どこのでももらってきてください、と言うので、もちろん「米川」をいただきに。けっこうな量を入れていただき、ぬる燗でいただいたらこれまた美味しくてニンマリでした。
その後しばらく入り口付近にたたずんでみたけれど、結局銀座NAGANOで知り合ったお二人には巡り合うことが出来ず、残念だけどまたいつか銀座NAGANOで会えることを期待して帰ることにしました。