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カテゴリー: travel

記念日旅行、2日目。

翌朝。ネムネムだったけれどちゃんと起きました。

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客室からの眺め。いい天気です。

チェックアウトを済ませて向かった先は・・・

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自家焙煎珈琲豆のお店。名古屋に住んでいた時にはおおよそ2週間に一度のペースでコーヒー豆を買いに通っていました。お店に行くとコーヒーの試飲ができるので、いつもカウンターに座ってご馳走になりながらお店の方たちとおしゃべりをしていたのでした。今でも月1でお取り寄せしているぐらいこのお店が好きです。もちろん私はコーヒー飲めないけど、それは内緒です。最初の頃、まだ顔馴染みになる前は何度か言ってたんだけど、覚えてもらえないので諦めてしまい、覚えてもらえた頃には言えなくなっていたという(笑。それにしても皆さん元気そうで良かった。私にとっては親戚の家に遊びに行くような感覚だったんだよなぁ。

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お昼はお気に入りのカフェで。父とも行ったことがあり、いいお店だと気に入ってたっけ。

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ただ、今回の旅で唯一の残念ポイントがこちらのランチ。だいぶ味が落ちていました。(あ、唯一じゃなかった。昨夜のお店でカウンターに座るとドアのすぐ外に喫煙コーナーがあるので、だいぶ煙を吸う羽目になったんだった。そしてもちろん片頭痛が起きたので朝から薬を飲みました。)人参がラペっぽかったはずなんだけど、ちょっと塩気があるだけで酸味も甘みもほとんどなくなってた。そしてカレーもコクが全くなくなってたよ。多少記憶で美化されているとは言え、あれ?美味しくない?と思うほどというのはちょっとなぁ。マーガリンの味も前は全く感じなかったのに今回は塊で入ってきた(´・_・`) 以前はお店の二人の関係性がいまいち見えなかったし、そもそも仲が良いのかどうかもなぜこの二人でお店を始めようと思ったのかすら想像がつかなかったけど、今回は二人が笑顔で話しているのも見えてとても良かったんだけどな。味が落ちたというのは致命的だなぁ(そのせいかお客さんもほぼいなかった。たまたまかも知れないけど)。まぁ近所にあるわけじゃないので、足が遠のくとかそういう話でもないのですが、ちょっと淋しかった。

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名古屋駅に向かう途中でふと思い付いて向かった先は東山植物園。暑い…そして緑が濃い。

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コントラストが強すぎて。木漏れ日というレベルじゃなくなってた。

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あまりに暑すぎて(33℃もあったらしいよ!)お土産屋さんで涼んだ後アイスを食べました。

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視覚からも涼を取りたかったんだけど、それでも暑いものは暑かった。欲しかったお土産も見つからず、暑い中頑張ったのに報われない結果となりました。

名古屋駅に戻って、菊鷹 菊一文字と王禄 八〇を購入後、

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やっぱり行きたくなってしまった。東京で一度別店舗に行ったけどまったく満足できず、私たちにとっては原点であるこちらへ行き、お店への印象の上書きをしてきました。とは言え、やっぱり店長さんの采配というか度量がモノを言うと思うので、もし異動になってたり辞めちゃってたら全然違う印象かも…とドキドキしながら行ったら、まだちゃんといました( ´ ▽ ` )ノ そしてやっぱり雰囲気と居心地が良かった。名古屋の飲食店はいいお店が多いなぁと思いつつ、でもここの店長さんは東京から転勤で来てるんだよなー。

そして、ここのお店での〆は我慢して、、、

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初挑戦の立ち食いきしめん。わざわざ在来線のホームに寄ってみたけど、かき揚げは好きじゃないからあんまり関係なかったかも。新幹線のホームでいつもお出汁の香りに誘われながら想像していた味とはちょっと違いました 笑

それにしても、以前住んでいた街を歩いてつくづく思いました。よく誰も友達がいない場所で、働きもせず3年間ももったなぁって。親と働くというのは、インターネットさえつながればどこにいようと仕事ができるし時間も自由に使えるので良かったけれど、知り合いを作るために習い事でもすればと言われたけれど引っ越すなりお給料を半分以下に減らされてお金を使う気にはなれず、じゃあ外で働きたいと思ってもそれはやめて欲しいと言われ八方塞がりの状態だったので。

名古屋は後から思い返せば、人は温かいし(とは言っても知り合ったのは飲食業の人ばかりだったけど)、ちょうど良い規模の街でほとんど東京と変わらない品揃えで何でも手に入るし、ちょっと車を走らせれば(もしくは電車に乗れば)自然がいっぱいの場所へ遊びに行ける。関西にも北陸にも東京より気軽な距離だし、常々思っていたけれど名古屋が首都でないことが本当に不思議で仕方ない。何かと便利だと思うんだけどなぁ。暑いけど。

そして、私にとって飲食店は味はもちろん大事だけど、やっぱり人(コミュニケーション)なんだなぁと改めて思った旅でした。

東北限定。

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そういえば、新庄駅で東北限定のどん兵衛を買ってきました。しょうゆ仕立て芋煮うどん。美味しいです。

山形旅行2日目。

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2日目。朝食を食べ、チェックアウトを済ませた後、酒田に住んでいた当時も出張で来た時も寄ったことのない山居倉庫へ。現役で使っている倉庫だとは知りませんでした。

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山居倉庫の表側。ポスター等は裏のケヤキ並木を写したものが多いので、表は見たことがなかった。大きなトラックが停まっていて、倉庫からお米の袋をいくつも荷積みしていました。

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駅までの道すがら、酒田町奉行所跡を発見。こんなところがあるなんて知らなかったよ。

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本間家旧本邸の前を通りかかったので表からだけ覗いてきました。

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玄関前には立派な松の木がありました。

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海晏寺の三重塔。

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そして酒田駅前でレンタカーを借りて遊佐まで。鳥海山の湧水のみを水源とする牛渡川ですが、雨が降っているので写真では分かりにくいけれど水がとてもきれいなのです。

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丸池様はこちら、の鮭の看板。

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雨が降ったり止んだりで、エメラルドグリーンの美しさは控えめ。

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湧水100%でできている池だそうで、水が透明過ぎて水面に映っているのか水の中に本当に在るのかの区別が難しい。

それから、土砂降りの中、雨と田んぼしか見えない道を通り、羽黒山へ向かいました。

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羽黒山に着いたものの、余りの雨にとりあえずお昼を食べながら時間稼ぎ。

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ちょっと小降りになったので、いざ出発。

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15年前にも参拝しているのですが随神門の記憶がまったくありません。

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この長い階段の記憶も降りてきたはずなんだけどなぁ。

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あぁ、この風景は覚えてる。橋が朱塗りだったかどうかの記憶はないけど。

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何もかもが新しい環境ですっかり心が病んでいた頃に、この滝のマイナスイオンに大層癒されたことははっきりと覚えています。でもあの日はこんなに茶色くなかったはず(笑。

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爺杉。これまた覚えてない。

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あぁ・・・

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15年前は、?葺きの緻密さと枯れた木の色一色の塔の静謐さに心打たれたことをしっかりと覚えています。でも雨がひどくて見上げるのもままならないので、丸池様も五重塔も、また晴れた日に出直そう。そう思いました。

あまりの雨で帰りの電車が不安になったので、少し早いけど酒田へ戻ってレンタカーを返却し、帰りの切符を買おうと駅へ。駅員さんに東京まで帰りたいんですけど・・・と言うと、新潟行きは雨で止まってるから新庄行って!あれ乗って!とすでに発車時間になっていると思われる電車を指さします。そして乗車証明書を手渡され、駅員さんと一緒にホームを走り、階段を上って下りて電車に駆け込みました。

そして余目駅で乗り換えるのですが、そのあたりでダーリンが定期入れがないことに気が付きアワアワ。駅へ着いて乗り換える前に、昨日行ったあちこちに電話をかけまくり、とりあえず余目にはないということが分かったところで新庄行きに乗り継ぎ、何やら酒盛りをしている人たちのいる電車の中から昔働いていた会社へ電話をしたら、社長の車の後部座席に落ちているのを見つけてもらい、ようやくホッとすることができました。

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外の景色を見る余裕も出て、あぁ、さっきあそこを車で走ったなぁ、とか。

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最上川も汚いねぇ、とか。

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緑が綺麗だねぇ、とか。

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そうこうしている間にようやく晴れてきて。

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新庄駅からの新幹線は1本逃して1時間待つ羽目になりましたが。

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お弁当を食べて、

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やまと桜の杜氏さんにお土産でいただいた大吟醸を飲みながら、東京まで。

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限定のいちごアイスも食べたよ。

そして、無事帰宅。総じて良い旅でした◎ 庄内の人たちはやっぱり温かい。

<おまけ>

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純米吟醸 出羽燦々
純米酒 メダカライス

山形旅行。

ダーリンの夏休みに合わせて、山形(庄内地方)へ行ってきました。日本酒じゃぶじゃぶでお会いした杜氏さんに会いに酒蔵へ。そして、15年前に働いていた会社へご挨拶に。

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朝早かったので東京駅から新潟へ向かう新幹線の中で朝ごはん。

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新潟からは酒田行きの特急いなほで余目まで。途中下車は初めてです。特急が日本海に出るといつも「わーい、海だー( ´ ▽ ` )ノ」とテンションが上がるんだけど、今回は「わー( ´ ▽ ` )ノ ・・・汚なっ!」となりました。

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それでもついつい何枚も写真を撮ってしまいますが、うまく撮れるのは、いつもほんの数枚。

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余目駅で降りたら非常に蒸し暑かったので、タクシーに乗ろうと思ったら呼ぶのに15分はかかると言われてテクテク歩くことに。お昼はラーメン屋さんにしようと思ったんだけど雨が酷くなる中ようやく辿り着いたら売り切れで入れず(ノ_<) 目の前の喫茶店のようなスナックのようなお店でピラフを食べました。これまでの経験上、酒場っぽい雰囲気のお店はお昼ごはんも美味しいのでちょっぴり期待していたら、その期待を上回る美味しさでした。庄内米の為せる業!

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酒蔵に着くころには雨が小降りになっていました。やまと桜を醸す佐藤佐治右衛門。くぅぅぅ、ワクワクする!!!

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杜氏さんにご挨拶をして、たぶん最初は会ったことがあるような気がするなという程度だったのが、しばらくお話をしている間に、私が酒田に住んでいたことがあるという話を思い出してくれたようでした。応接室で少しお話を聞いた後、実際に蔵の中を案内していただきました。

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蒸米を冷やす機械の内部。

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麹室も見学。まだ造りが始まっていないからなのか、足元を履き替えるだけで、そのままの恰好で入ることが出来ました。

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酒母室。

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酒母をかきまわす櫂。小さなタンクの場合はこの木製の櫂を使っているそうです。

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斗瓶はメキシコのテキーラが入っていた瓶を輸入しているのだそう。

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もろみタンク。

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圧搾機。

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瓶詰。

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貯蔵タンクの壁面に書かれているのは、一生の間に飲むであろうお酒の量、とのこと(笑。

20~80歳
60年×365日×0.3L
6,750L
1.8L 3,650本

背の高い杜氏さんと比べてみるとタンクの大きさがよく分かります。すごい量だけど実際には、これではきかないのではないかというお話でした。ここまで飲むためにはやっぱり健康でないとね。

それから試飲をして、純米酒、純米吟醸、メダカライス純米酒を購入し、タクシーを呼んでもらい2時間ほどの滞在で蔵を後にしました。

本当は一度駅に戻って電車で酒田まで行くつもりだったのですが、予定時間をオーバーしてしまったので、そのままタクシーで以前働いていた会社まで。現在の社長と、おそらく90歳になったであろう働いていた当時の社長にご挨拶をして、会社の中をあちこち見学させてもらいました。その後、いったん宿まで送ってもらい、再び車で迎えに来てもらって社長ご夫妻とお食事。日本酒をたらふくご馳走になり、たくさんお話をして楽しく過ごして再び宿へ送ってもらいました(←もちろん代行を呼びました)。

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ゴキゲンで宿に戻ったらロビーに猫ちゃんが!しかもお腹をナデナデしても怒らないなんて!我が家ではあり得ないことなのでテンション高めのダーリンです。

酒田に住んでいた当時、社長の奥さんには一度だけお会いしたことがあるのですが、当時の社長の親族全員集合して歓迎会を開いてもらったにも関わらず、私のその日の記憶はなぜか斑なのです。その会自体、本当になぜか分からないのだけど、しばらく完全に記憶から抜け落ちていて、何年か前に不意に思い出し、ところどころ静止画像として記憶は甦るのだけど、どうにもその画像が動き出してくれないのです。そして失礼な態度を取らなかっただろうか、生意気ではなかっただろうかと何度となく一人気恥ずかしくなってみたり悶々とした思いを抱えていました。そんなこともあり、今回社長の奥さんに会えて、笑ってお話が出来て、長年の肩の荷が下りたようなホッとした気持ちになりました。ダーリンと結婚をしてから、社長にも当時の社長にもご挨拶に伺いたいとずっと思っていたので、ようやく来ることが出来て良かったです。

長野旅行2日目。

朝から温泉に入ってから朝食。

そこでまさかの海苔わさび!売店にあるのは気づいていたけど似て非なるものだと思って買わずにいたけど、これは買わねば!

朝食後、ちょっと散策しようと思っていたら大雨になってしまったので断念。部屋でのんびりしていたらバスの出発時間が少し早まったので売店でお土産を買ってチェックアウトを済ませ、バスへ乗り込み中津川駅へ。

再び仁科吉五郎商店へ立ち寄り、小野櫻を家買って昨日の七笑と共に家への配送をお願いしました。

時間が余ったので入ったカフェというか喫茶店。飲み物にケーキが2つ付いて700円というケーキセットを頼んだら、予想を裏切る普通サイズのケーキでビックリ、美味しくてさらにビックリ。敦賀の時といい、駅前の喫茶店は侮れません。

まだ名古屋へは戻らず中央本線を松本方面へ。木曽川沿いを走ります。向かうは十六代九郎右衛門の蔵元、湯川酒造。

柿其渓谷。花崗岩の壁がすごい。コバルトブルーの水も晴れてたらもっとキレイなんだろうな。

寝覚の床。何年か前に仕事で南木曽へ行った時もここを通っているのだけど、爆睡していて車内アナウンスが長いなと思って覚醒した時にはよく分からないまま通過していたのでちゃんと見たのは初めてです。

藪原駅で下車して帰りの切符を購入し、土砂降りだったので駅で傘を借りて、湯川酒造への行き方を確認すると、地域振興バスが通っているのでそれに乗って蔵元の前で下ろしてもらえとのこと。バスが着いたら駅員さん自らバスの運転手さんにお願いしてくれました。優しい(*´ー`*)

バスの運転手さんと少し話したのですが、この辺りは外国人観光客がけっこう来るらしいです。こういう何もない所こそ来たいんだと言っていたとか。このぐらいの雨なら鳥居峠も越えていくそうです。

酒造に行く前に、もう一つの楽しみであるお蕎麦屋さんに寄りました。昨年初めて(だと思ってたけどそうではなかった)九郎右衛門を飲んだお店で感動しまくって、これはぜひ蔵へ行ってみたいと話していたら、カウンター席で隣りに座っていたお客さんが蔵の目の前に美味しいお蕎麦屋さんがあるとお勧めしてくれたので気になっていたのですが、期待を遥かに上回る素敵なお店でした。

古民家+薪ストーブというのは私のツボを押さえてます。

木曽路の特別純米をぬる燗でお願いしたら、囲炉裏に掛かっている鉄瓶で温めてくれました。これやってみたい!

日本酒セット。これも真似したい。

雨でけっこう濡れたので温かいとろろそばとすんきそば。どちらも美味しい。すんきの酸味もそばつゆによく合います。そば湯をいただいてあまりの美味しさに私にしては珍しくつゆも飲み干してしまいました。

目的地である湯川酒造の前には新しい杉玉が下がっていました。風情ある玄関構えにはそぐわない厳重なセキュリティ。これまで回った酒蔵のオープンな雰囲気とは勝手が違い戸惑います。

それでも社長のお母様と思われる女性に応対していただき、九郎右衛門さーんと思ったらここでは買えないと言われショック(>_<) 特約店にしか売らないんだとか。しかも後で聞いたところによると九郎右衛門は地元には卸してくれないそうです。なんかそれも戦略なんでしょうけど(ネットの情報によれば先代の発案のようです)なんだかなぁとモヤモヤしてしまいました。ここまで来て買えなかったことは残念だけどそれはともかくとして、もともとの戦略としては地元以外への知名度を上げるためでそれは成功したんだろうけど、そういうお酒が存在しているということを地元の人も知る機会が溢れている今、しかも人気商品になった今は、むしろここまで来ないと買えないものがあることの方がプレミア感高いと思うんだけどなぁ。まぁ、商売をしたことのないただのイチ消費者、イチ酒飲みの勝手な思い込みだけど。すでにいる特約店との関係とか色々あるとは思うけど、せっかくなら地元の人たちも巻き込んだ気分の良い商売をした方がいいよなぁと玄関先に並んだ高級車を見ながら思ったのでした。 ※後日追記:名古屋にいたから気付かなかったけど、『木曽路』が「ここまで来ないと買えないもの」なのだと気が付きました。名古屋はなぜか私たちの定点観測内に置かれていたので『木曽路』はどこでも普通に買えるものだと思っていたよ。結局のところ、あの寂れた街並みにそぐわない“表に陳列されていた”車に感じた違和感が穿った見方をさせてしまってるんだろうな。 Untitled

そんなこんなで近くの酒屋さんで買い込んだ木曽路の小瓶を飲みながら名古屋へ戻ります。

もちろん美味しいし楽しいんだけどモヤモヤ。

名古屋へ着いて、串揚げを食べながらまた日本酒。陸奥八仙と大信州。陸奥八仙は甘々でした。大信州は初めて飲んだけどなかなか美味しかったです。

色々あったけど、総じて良い旅でした◎

長野旅行。

またまた一泊旅行に行ってきました。長野と言いつつ切符は中津川までなんですけど。そして中津川に関する言及もだいぶ多めなんですけど。

まずは朝の名古屋駅にて。出張で来ていた頃からこのお店の前を通ることは少なからずあったはずなのに、これまで買わずに来たのはたぶん最初の印象が「あんぱん」だったからかもしれません。くりーむパンだと気が付いても行列する理由にはなり得ず、何年もスルーしてきました。このすぐ脇のJR改札口を使うことがなかったのも大きな理由かも。

でも、なぜか今回は心惹かれて、まぁ2、3人しか並んでいなかったこともあり、買ってみることに。でもカスタードではなく生クリーム入りにしました。あと、大好きなチョココロネ。どちらも美味しい。パン生地自体がとても甘いので、冷たくてあっさりとした生クリームがよく合いました。チョココロネはチョコレートクリームだと思いきや、生クリームの中に生チョコみたいなちょっとだけ固めのチョコが入ってました。これまた冷え冷えで美味しい。

中津川駅前の大通り越しに恵那山が見えました。とりあえず夜の部屋飲み用のお酒を手に入れるべく、酒屋さんを探し・・・あ、あった。左手に写っている日本盛の看板が目立つ仁科吉五郎商店。何やら入って正面の冷蔵庫に高台吟醸グラスがあるのを見つけてしまいました。試飲できますか?と訊いてみると「出来ますよ」とのこと。七笑の無濾過生原酒を飲ませてもらうと、とても美味しかったので買っていくことに。ついでに鯨波のワンカップも購入。

その後、中津川宿をちょっと歩いてみたけど残念ながら風情のないただの道だったのですぐに引き返して、お蕎麦屋さんへ。二軒目に留めていたうち、日本酒の空瓶がウィンドウ越しに置いてあった「わくり」というお店が小洒落た感じで良いのではと入ってみました。「昼カラ飲メマス」の文字にも惹かれてしまいました。

そして日本酒のメニューに十旭日があるのを見て、これは正解だと確信しました(笑。十旭日は改良雄町、九郎右衛門は美山錦。どちらも燗でお願いしました。

昼呑みセットは残念ながらお魚だったのでアラカルトで頼むことに。何を食べても美味しい!シアワセ!

二杯目はせっかくなので見たことのないまったく知らないお酒を。小野櫻の特別純米と瀧澤の特醸。これがどちらも当たりでテンションUP。

お酒のアテにと出てきたのりわさび。これがまた美味しいのなんのって、思わずこれはどこで買えるのですか?と聞いてしまったほど。

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輪島の朝市で買えるらしいんですけど、食品卸しの会社名も教えてくれたのですが、いつか手に入れることができるかしら。

そばがき、こういう形状なのは初めてかも。(と思っていたら、私が思い描いていたのはむきそばだった。)

最後は鯨波の純米と三千櫻の純米R。どちらも中津川の地酒です。鯨波、昨日初めて飲んで二日連続で出会ってしまったけど、冷酒よりやっぱり燗の方が好き。三千櫻はずいぶん前から我が家に段ボールがあるのだけど実は飲むのは一昨日が初めてで、とても美味しかったので今度は純米R(美山錦)をこちらも燗で。旨々でした。

〆のお蕎麦は粗挽きせいろ。塩だけでも充分美味しかったです。でもこのつゆがまた美味しかった。ホントに根っこが生えてしまいそうなほど居心地が良くて美味しいお店でした。でも中津川は経由地です。今日の目的地へはここからバスに乗って行きます。

バスで40分ほど揺られて着いたのが昼神温泉 お宿山翠。チェックインして荷物を部屋に置いたら、まずは足湯でホッと一息。トレッキングシューズを履いてきたので温かいお湯でほぐれるのが気持ちいい。

足湯からの眺め。この後、ちょっと夜の部屋飲み用のおつまみを買い出しに出掛けました。

夜はまた出掛けるので早めの夕食。まぁ食べられないものも多々ありましたが(好き嫌い多し!)出汁が美味しかったので全般的に好印象。陶板ビーフステーキとか炊きたてのご飯とかも美味しかった。

部屋に戻り、防寒準備をして再びバスに乗り向かった先は、スタービレッジ阿智。

満天の星空です。もう星の数が多すぎて、オリオン座しか判別できなかった。こんなに旭高原元気村でもかなりの星を見たけど今回はちゃんと三脚とリモコンを持って行ったのでここまで撮ることが出来ました。空気も澄んでいてこれだけの数の星を観ることが出来るのに、プロジェクションマッピングによるショーを演出とか本当に残念だなと思うんですけど、ショーは見ないでそのまわりを歩き廻っても良いことを宿の方に観光局へ電話で確認をしてもらってOKをもらえたので、ショーの会場をちょっと離れた奥まったところで撮影してきました。カメラのレンズはとても優秀なので肉眼では確認できない星まで写っていますが、印象としては本当にこの通りの星空でした。

風がとても強くて、宿に戻った後、曇ってきたので本当にラッキーでした。

バスで宿に戻り、露天風呂からも星空を見上げながら温泉に入ってのんびり温まってから、部屋に戻って買ったばかりの小野櫻を飲みました。錫のぐい呑みはもちろん持参です。それにしてもこの小野櫻はもっと知られていいんじゃないかと思ったほど、本当に美味しいです。また買わなくちゃ!

良い感じでまったりしたところで翌朝に備えて眠りにつきました。夜中に火災報知器で目が覚めましたが、どうやら誤報だったようで何事もなく再び夢の中へ。

福井旅行2日目。

Suigetsuko-Morning

二日目の朝。爽やかな陽射しです。遊覧船に乗って朝ごはんを食べるプランもあるらしいけど、私たちは普通にレストランで食べました。でも朝食前にひとっ風呂。昨日は左首が痛くて、今朝は右首が痛い。温まれば直るかなと思ったけど残念ながら無理でした。

Autumn leaves

朝食後、チェックアウトを済ませてから、少し紅葉も始まっている水月湖のほとりでのんびりしました。

再び車で向かった先は・・・

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三方五湖レインボーライン。今度はリフトで山頂公園に登ります。

Suigetsuko

水月湖。泊まったホテルが見えました。

Wakasawan-ubejima

日本海に浮かぶ烏辺島(うべじま)。

Mikatagoko

日本海~美浜町~日向湖、久々子湖・・いや、水月湖が見えているのかな。

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せっかくパノラマにしてみたけど、このブログは写真の幅がmaxで640になってるから、むしろ小さくなってしまった(笑。

Lift

リフトで駐車場へ降りますが、けっこう怖い。

その後、レインボーラインを通って、悩んだ挙げ句、もう一度早瀬浦を買いに行くのは諦めて・・・敦賀駅まで戻りました。

Omlett-Rice

そして、レンタカーを返して、お昼ごはんは昨日と同じ喫茶店へ。だって美味しくて気に入っちゃったんだもん。今日はオムライス。意外にピリ辛だったけど美味しい!ダーリンはチキンカレー。これまたうまい!

Hot-Chocolate

これだけ美味しいとなると、安心してホットココアも頼めます。お店の人に、昨日もいらっしゃいましたよね?と話しかけられて、ちょっとだけお話。もっと話したかったけど残念ながら電車の時間が!何しろ北陸本線は本数が少ないから大変なんです。まっすぐ名古屋に帰るつもりだったんだけど、やっぱり寄り道したくなっちゃって。

Shichihonyari-Kuramoto

木之本駅で途中下車して、七本鎗の蔵元、冨田酒造さんへ。純米 玉栄を空けてしまったので、ちょっと買いに行こうかなと。酒粕チーズケーキと酒粕石けんも欲しかったのでね。

Shichihonyari-Amazake

ついでに甘酒をいただいて。この甘酒はスッキリしてるんだけど後味はごはんでとても美味しかったです。

Shichihonyari-Sakekasu-CheeseCake

米原経由で新幹線に乗り換えて、酒粕チーズケーキをもぐもぐ。美味しすぎて悶絶。しかも七本鎗利き猪口まで手に入れてしまった♪

Kokuto-Chocolate

名古屋までは二駅だと言うのに、お昼を食べた喫茶店でもらった黒糖チョコレートまでもぐもぐ。これは・・・濃厚で苦かった。でもクセになる美味しさでした。

Starbucks-Chai-Latte

名古屋に着いて、スターバックスでひと休みをしてから帰ります。でも体力的にはひと休みなんだけど・・・名古屋は視界と耳に煩い街なので人間観察をし過ぎて精神的に疲れてしまった。

Sakekasu-Soap

酒粕石けん。お肌すべすべになるかしら。

Hayaseura

持ち帰ってきた分の早瀬浦。純米は美味しいことを知っているので一升瓶。

Shichihonyari

そして七本鎗も一升瓶!

充実した、とても良い旅でした◎

福井旅行。

富山金沢に続いて北陸シリーズ、ラストを飾る福井へ一泊旅行へ行ってきました。名古屋から新幹線で米原へ、そこから特急に乗り換え敦賀まで電車で行き、そこからはレンタカーです。敦賀についたのが11時半ごろ。まずは腹ごしらえということで喫茶店へ。

Mentaiko-Pilaf

期待せずに入ったもののメニューに明太子ピラフがあったところでテンションが一気にあがりました。大学の近くにある喫茶店にもあってお気に入りのメニューだったのです。こちらのもとても美味しくて嬉しくなりました。ダーリンが頼んだソーセージライスは思いがけずオムライス仕様でしたが、とても美味しかったです。

Tea-Au-Lait

ティーオレがあったのもポイントが高い!これまた美味しくてなんだかホッとする味でした。ダーリンのキリマンジャロもハンドドリップで丁寧に淹れていて美味しかったそうです。

しっかりお腹を満たしてから、レンタカーを借りに行き、名古屋と違ってとても走りやすい敦賀の街を抜け、向かった先は・・・

Mikatagoko-Lake-Center

三方五湖のひとつである久々子湖畔にあるレークセンター。本当は車を置かせてもらいたくて来たのだけど、せっかくなので五湖を巡るジェット船に乗ることにしました。久々子(くぐし)湖→浦見川→水月湖→菅(すが)湖→三方湖→日向(ひるが)湖は嵯峨隧道を船で通ることはできないので案内だけ聞いて、再び浦見川を通って久々子湖へ戻るというコースでした。菅湖は特別鳥獣保護地区のため入口まで。三方湖もうなぎ漁の仕掛けがたくさんあるので入口でUターン。水月湖は川がない、波がない、湖底に酸素がないので生物がいない、沈降し続けるので埋まらない、湖底に年縞という1年に1枚ずつ縞模様が堆積していくのに絶好の条件が揃っているそうで、年縞を採取するボーリング装置が接地されていました。思いがけず色々と勉強になりましたが、実は一番の目的地はここではなく・・・

Hayaseura-Sugidama

レークセンターから歩いて行ける、早瀬浦の醸造元、三宅彦右衛門酒造さんなのでした。こちらもまもなく新酒が出来るということで新しくなる直前の杉玉が迎えてくれました。

Hayaseura-happi

Hayaseura-Meiban

初めて飲んだ早瀬浦の純米酒のラベルと同じ文字の扁額。その向こうには酒蔵が続いており、休憩時間なのか蔵人さんたちがお茶を飲んでくつろいでいました。こんにちはと会釈をしてから気が付いたのですが、何かのニュースに載っていたイタリア人蔵人、ジョヴァンニさんもいらっしゃいました。

Hayaseura-Sakes

私たちが歩いて蔵へ着いた時に、ちょうどどこかから帰ってきた様子の会長さんに対応していただき、早瀬浦の全種類を眺めながら選びます。でも欲しいお酒はもうすぐ新酒の季節ということでほとんどが品切れ。前列の値札の付いているお酒しかないとのことでしたが、一番欲しかった純米酒は後列に並んでいながらも一升瓶が1本だけ在庫がありました!それから純吟山田錦と越の雫を選んで購入。

私たちが名古屋から来たと言ったら、名古屋には卸していないそうで会長さんも驚いていました。

その後、車に向かう途中で、もしかしたら蔵の近所にある酒屋さんなら品切れだったお酒もまだおいてあるかも!と言いながら歩いていたらコンビニを発見。こういうところが実は品揃え良かったりするんじゃ・・・と入ってみたらビンゴ!色々置いてありました。実はそれもそのはずで、ここのお店のおかみさんは先ほどお会いした三宅彦右衛門酒造の会長さんのお姉さんなので、早瀬浦全商品を置いてあるそうです。日本酒がたくさん置いてあったので(ダーリンが)「元は酒屋さんだったのですか?」と訊いたら、「私、会長の姉なんです」という答えが返ってきてビックリ!それはそれは大変失礼いたしました(笑。

その後は、三方五湖レインボーラインを渡るけど山頂公園へ行くのは明日にして、まっすぐ宿泊先であるホテルへ向かうことに。

Mikatagoko-Nihonkai

と思ったけど、レインボーラインにところどころ車を停められるところがありまして・・・湖の向こうに日本海!

Nihonkai

うーみーーー。

Mikatagoko

三方五湖。明日が楽しみ!

Suigetsuko

そしてホテルに到着して、部屋に入ったらこの景色。目の前は水月湖です。

Umeshu

大浴場でしっかり温まった後、レストランでの夕食は梅酒で乾杯!

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若狭牛と松茸のすき焼き。お肉がやわらか~い♪

Matsutake-Rice

松茸釜飯、これ美味しかった!

Hayaseura-Yonagazuki

レストランでは何も飲まずにサクッと食べ終えて、お部屋に戻って早瀬浦を飲みますよ( ´ ▽ ` )ノ

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何しろ徳利とぐい飲みを持参しましたから!

Starbucks-Thermometer

サーモメーターまで持ってきたしね!

Hayaseura-Koshinoshizuku

夜長月が美味しすぎて四合瓶をあっという間に空けてしまったので、車にもう一本取りに行きました。

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でもこの純吟 越の雫は美味しいけどだんだんトーンダウンしてしまいました。(というか単に飲みすぎ。)そんな感じで一日目は終了!

金沢旅行2日目。

金沢2日目は雨予報だったので、21世紀美術館へ行くことにしました。

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まずは朝ごはん。ホテルの近くのベーカリーで食べました。

食べている間にも雷が鳴り出し、雨がひどくなったので、たぶんホントは近いんだけどタクシーで美術館へ向かうことに。

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ところが、お目当てのスイミング・プール(レアンドロ・エルリッヒ)は雨のため外からは見ることが出来ません。仕方なく、きちんと全部の展示を見ることに(笑。でも現代美術は理解できないどころか、なんだか苦しくなっちゃうのよね。

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美術館自体も思ったより何てことなくて拍子抜け。ずいぶん前にPetitの写真サイトで見て以来、行きたいと思い続けていた場所だったはずなのに、時代が変わってしまったのか私が変わってしまったのか。

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雨が上がったので、プール。まずは下から。ずっと不思議に思っていた謎が解けました。もうそれだけで大満足。こういう現代美術なら大歓迎。

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上からも見てみます。きっと知らない誰かの写真に私も入っているんだろうなぁ。

その後、酒屋さんを目指して近江町市場へ。(←何か違う。

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魚には興味がないので近江町コロッケと100%ジュースを。酒屋さんでは自宅用には天狗舞 山廃純米 梅鉢ラベル、実家用に手取川のあらばしりを。実家へはクール便で配送をお願いしてきました。

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お昼を食べていなかったので、金沢駅へ戻って、名古屋にもあるJ.S.PANCAKE CAFEでパンケーキを食べ、帰りも特急しらさぎで一路名古屋へ。

金沢はなんとなく理由もなく長らく憧れの街だったのだけど、行ってみたら期待値が高すぎたのか波長が合わなかったのか、あまりテンションが上がりませんでした。でも名古屋と比べて街と人が静かなのは良かったかな。中国人観光客も小声でしゃべっていたのが印象的でした。

金沢旅行。

前回の富山旅行に続いての北陸シリーズ(?)は金沢。

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名古屋駅からは特急しらさぎで3時間ほど。しらさぎの名のとおり真っ白な車体。前回のひだと違ってディーゼルではありません。

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金沢駅に着いたら撮らなくてはいけない気がしてしまう鼓門。なんでこんなもの建てちゃったのかねぇ。

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ひがし茶屋街の見返り柳。

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ひがしやま酒楽の試飲コーナーで石川の地酒を飲みました。宗玄 石川門 純米無濾過生原酒 しぼりたて(珠洲市 宗玄酒造)。

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天狗舞 山廃仕込 純米原酒 生酒(白山市 車多酒造)。

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手取川 吉田蔵 純米大吟醸 無濾過生原酒(白山市 吉田酒造店)
獅子の里 超辛 純米酒(加賀市 松浦酒造)

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中田屋和味で抹茶もいただきました。シュークリームにもロールケーキにも小豆が入ってました。甘すぎなくて美味しかった。ロールケーキは米粉を使っているそうでもちもちだったよ。

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その後、兼六園へ。たぶん冬の雪吊りがないせいか「写真で見たアレだ!」という感動がなく・・・

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唐崎松が立派で、造園屋さんが舟を出して手入れをしているのには驚きました。雪の降る頃に観たかったなぁ。

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夜は加賀料理と地酒のお店を予約していたのだけど、ウェブサイトから受けた印象とだいぶ違っていたせいか、料理もお酒もとても美味しかったんだけどなんとなくそこに腰を落ち着ける気分にはなれず、お腹を満たして二人で一合ずつ飲んだところで二軒目を探しました。

イメージは富山で訪れた居酒屋のような個性の強い大将のいるこじんまりとしたお店。ネットで探すには限界があるけど、イメージ通りのお店にたどり着くことが出来ました。特にルールはないけど、ちょっと個性的で、でも気さくで話し好きの店主と、とても感じの良いアルバイトの女性がカウンターの中にいて、人懐っこい常連さんも混ざって楽しい時間を過ごすことが出来ました。お酒もお勧めしてもらって燗にしてもらったり冷やで飲んだり。

菊姫 山廃純米(白山市 菊姫合資会社)
萬歳楽 山廃純米(白山市 小堀酒造店)
獅子の里 Oryzae(加賀市 松浦酒造)
遊穂 湯~ほっ。(中能登町 御祖酒造)

あともう一つ飲んだんだけど忘れちゃった。一軒目で飲んだお酒は、どちらも燗で。加賀の月 半月(小松市 加越酒造)と常きげん 山廃純米(加賀市 鹿野酒造)でした。

石川のお酒はすっきり爽やかなんだけど、口の中にざらりとした甘みが残ってしまい(100%ではないジュースを飲み続けた後のような)、あまりいい印象はもてませんでした。私が人生で初めて飲んだ日本酒は大学生の頃に実家で飲んだ「獅子の里」で、とても飲みやすかった印象が残っているのですが、好みが変わったとは言え、今でも美味しいと思うかなと楽しみにしていたのですが、まぁ、もう飲まなくてもいいかなというのが正直な感想でした。日本酒といえば居酒屋の安酒という私たち世代が持ちがちなイメージをまったく持たなかったのは、多分、父が純米酒しか飲まないようになった頃に私がお酒を飲むようになったことも大きいけれど(お酒が美味しいとか好きだとか思ったことがなかったので、親が飲むお酒を飲む→知っている銘柄しか手を出さない、というところからはみ出さないまま日本酒から離れてしまったのですよね)、何しろ最初の一口が獅子の里だったおかげなのではないかと思っていましたが、思えばずいぶん遠くへ来てしまったものです。

そんなことを思った金沢の夜でした。